『TOUCH! JAPAN BRAND』には、プロダクトを海外に紹介するというミッションがある。 建築家・青木淳氏は、そのミッションを成立させる装置として興味深いカタチを提案した。 それは“クレート”と呼ばれる運搬用の梱包材に着想を得た箱だ。 会場には、この箱を展開してプロダクトが展示され、運ぶ際にはこの箱がそのまま梱包材になるというわけだ。
箱は一般のクレートと同じ作りをしているが、青木氏のアイディア溢れる意匠が施されている。 本来であれば、注意書きとして“ふれるな”と書かれるはずが、ここでは『TOUCH!』(ふれて!)となっている。 それだけではなく『TOKYO←→PARIS』と運び先も書いてある。 材料にもこだわっており、一般のクレートに比べ、きれいに仕上がっている。
ところが青木氏は「きれいに作られていますが、パリに着いた時にはボコボコになっていて、何度か行き来すれば、味が出ていいと思います」と語る。 箱に出てきた味が、そのまま、ミッションの成果を表す、というわけだ。
青木淳さん
1956年生まれ。磯崎新アトリエを経て91年、青木淳建築計画事務所を設立。〈ルイ・ヴィトン表参道〉などの各地のルイ・ヴィトンの店舗をはじめ、〈青森県立美術館〉などの作品がある。
- 今回の会場構成について(1分17秒)
- JAPAN BRANDについて(1分01秒)






