(敬称略)
製造から販売、国内から海外など、事業の各フェーズに応じて独自の課題が持ち上がります。今現在、それぞれの事業がどんな悩みを抱えているか、あるいはこれまで活動してきたなかでどんな課題があったのか話していただきました。

まず、事業マインドに関しては「地元での合意ができなかったり、リスクを恐れたり、経営資質が培われていなかった」(金子)「地域としてやりたいことと、できることのギャップがある」(杉原)などの課題があげられました。
製造と販売に関しては「モーターショーのように、ブランドイメージを牽引するためのコンセプトカーと実際に販売するクルマと、製品の役割をきちんと分けて考えたほうがよい」(山村)「マーケットは常に変化するから2〜3年毎に商品を見直し、新商品を開発していくことが必要。海外マーケットの流通プロデューサーがいないので、養成する必要があると思う」(佐戸川)「職人のみなさんには、とにかくクオリティを要求している。ブランドを構築していくには7〜8年かかると思うが、クオリティチェックの委員会を育てることが大切だと考えている」(岩倉) 「物を販売しようと思ったらメディアの力が必要になる。PR、パブリシティ、テレビ、新聞、雑誌などで、継続的に情報発信しなければならないと思う」(稲生)など、ブランドのあり方やプロモーションにかかわる問題が提起されました。

また、海外進出を果たしているプロデューサーからは「個人輸出のレベルと商社レベルの中間に位置する業者がいないのが問題」(島村)と切迫した課題が表出。「海外1年目に、『日本は技術もデザインも素晴らしいが、どう使ったらいいかわからない物(行燈)を持ってきても、売れるワケがない』『美術館は買い取るが、我々は買わない』など厳しい言葉をもらった」(北河原) など、マーケットリサーチの重要性を体感した例もあります。


